卯之町幼稚園は1922年（大正11年）に日本メソヂスト卯之町教会の附属幼稚園として開設されて以来、宇和町唯一の幼稚園として100年近い歩みを続けて参りました。
幼児期は人格の基盤を形成する大切な時期であると言われます。愛され、大切にされることを通して、人への信頼感をはぐくむ時期です。また周囲の物、自然などの環境との関わりを深め、興味・関心の対象を広げ、認識力や社会性を発達させていく時期です。
卯之町幼稚園は教会の幼稚園として、キリスト教保育に基づく幼児教育をこれまでずっと行って参りました。これからも神様が命を与えて下さり、いつも守っていて下さること、教師も子どもも等しく神様の愛の中にあることを大切にして行きたいと願っております。
昨今の子育てを取り巻く状況については、少子化や都市化の影響により、家庭や地域において、子どもが人や自然と直接に触れあう経験が少なくなり、幼児期の子どもにふさわしい生活をさせてあげられることの難しさが指摘されております。
卯之町は西予市の都市機能が集中する町であるとともに、自然と文化遺産の豊かな町です。子育てに適した素晴らしい環境の中で、ここでしかできない、いのちと育ちを感じる体験を通じて子どもに寄り添う保育を目指すとともに、社会の変化の中で不安や悩みを抱えておられる保護者の皆様に寄り添う幼稚園でありたいと願っております。
どうぞこれからも、卯之町幼稚園をよろしくお願いいたします。
- イエス・キリストの愛と平和の精神により幼児の情操を養い、道徳心を培うことを目指します。
- 心身の成長が著しい幼児期に、一人ひとりを大切に、心の触れ合う保育・教育を目指します。
- 幼児一人ひとりの可能性を見極め、個性豊かに伸ばしてゆくことを目指します。
- 家庭と職員が協力し、幼児の心と体の調和ある発育を促し、人格形成の基礎作りを目指します。
子ども一人ひとりが
神によっていのちを与えられた者として
イエス・キリストを通して示される神の愛と恵みのもとで育てられ、
今の時を喜びと感謝をもって行き、
そのことによって生涯にわたる生き方の基礎を培い、
共に生きる社会と世界をつくる自立的な人間として育つために、
保育者がイエス・キリストとの交わりに支えられて共に行う
意図的、継続的、反省的な働きである
01
宗教教育を大切にします
設立当初より毎日「礼拝」を守っています。
聖書のお話を通して心が養われるように努めてきました。
讃美歌を歌い、お祈りをします。
神様が命を下さり、いつも守ってくださり、教師も子どもも等しく神様の愛の中にあることを、共に覚えたいと思っています。
02
いっぱい感じとることができるように
生活習慣を身につける大切な時期だからこそ、礼拝での聖書のお話、絵本の読み聞かせ、紙芝居、人形遊びなど、子どもに向き合って語りかけ、聴くことを大切にしています。
そのために毎週末には絵本の貸し出しを行っています。
また、自然環境や身の回りのことに目を向け、知ろう、分かろう、試そうという意欲を引き出し、好奇心・探求心を育むことを大切にします。
03
創造力が豊かになるように
お絵描き、工作、ままごと遊び、ブロック遊びなど、子ども一人ひとりの個性を大切にし、創造力を引き出すことを大切にします。
04
自己表現することができるように
歩く、走る、リズムに乗る、劇遊びや集団遊びをすることで、心も体ものびやかに動かし、自己表現することを大切にします。
05
いろいろな子供たちと一緒に生活できるように
年齢の違う子ども、違う地域・国で育った子どもと一緒に生きることで、互いに助け合い学び合う関係が生れます。
そこから他者の喜びや悲しみを共感できる心が育まれます。
世の中には様々な人が「共に生きている」のだということを「体験的」に理解して欲しいと考えています。
06
郷土愛が育まれるように
－地域の諸機関との連携―
“宇和”という地域に育ったからこそ受けられた多くの「恵み」に感謝し、大人になってもこの町で暮らしたいと思える郷土愛の豊かな子どもに育ってほしいと願っています。
多くの方々に支えられ、「生かされている命」という事を体験的に学ぶことを大切にし、地域にある諸機関との連携に力を入れ、園や家庭だけでなく地域のさまざまな人との交わりの中で目標となるさまざまな「大人」と出会い、子どもたちが「地域と共に育つ」ことを大切にしています。
07
専門講師による指導
当園では成長盛りの子どもたちのために専門講師をお呼びして、さまざまな指導をおこなっております。
専門講師による体育指導
幼児体育の専門講師を迎え、子どもたちの体力を養い、運動機能の向上を目指し、週1回の「体育指導日」を設けています。
年齢に応じて、「からだを使った遊び」の特別な年間カリキュラムによって指導されます。
教師も参加し、日常の保育に生かしています。
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専門講師による英語遊び
英語に親しみ、小学校教育との接続をスムーズに進めるため、英語教育の専門講師を迎え、月1回簡単なあいさつや歌による「英語遊び」の時間を設けています。
専門講師によるリトミック
子どもたちの感性がしなやかな内に親しむことが望ましいものとして、リトミック指導を行い、それらを日常の保育に生かします。
楽しく音楽と触れ合うリトミックによって、基本的な音楽能力を伸ばし、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、子どもたちが個人個人に持っている潜在的な基礎能力の発達を促します。
